万寿丸生誕七百年祭

秘仏千手観音の中開帳(なかかいちょう)

 万寿丸は道成寺に秘仏の千手観音像を寄進したと考えられています。像高3m60cm、国指定重要文化財の巨大な秘仏です。33年に一度、春33日間だけ御開帳される伝統で、前回は平成17年春、次は令和20年春を予定していました。
 今回、万寿丸生誕七百年を記念し、33年のちょうど半分の16年半に当たる今秋、特別に中開帳(なかかいちょう)が行われます。期間は秋の彼岸中日の9月20日から11月28日まで70日間、10時から15時まで道成寺本堂で無料で拝めます。
 秘仏とは「先に見送った親のように、見えない所から導いてくれる仏様」
大切な人と拝むと、次の御開帳にも一緒に拝めると言われます。
あなたの大切な方と、万寿丸が遺してくれた秘仏をご一緒にお参り下さい。

秘仏千手観音の中開帳(なかかいちょう)

二代目釣鐘お里がえり

 万寿丸が道成寺に蘇らせた二代目釣鐘は、戦国時代に京都に運ばれ、妙満寺に奉納されました。平成16年に戦国時代以来420年ぶりにお里がえりが実現しましたが、今秋、万寿丸生誕七百年を記念して、二度目17年ぶりにお里がえりします。
 お里がえりは10月24日から11月18日まで。道成寺本堂で毎日10時から15時まで、きのくに和歌山国民文化祭2021の日高川町イベントとして無料公開されます。

二代目釣鐘お里がえり

奉納公演 琉球組踊『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』

 きのくに和歌山国民文化祭2021の日高川町行事として、琉球舞踊と、道成寺にちなむ琉球組踊の『執心鐘入』が上演されます。
演出は国立劇場おきなわの若き芸術監督・道彦。11月13日道成寺特設会場にて琉球舞踊<<執心鐘入>>を公演します。

奉納公演 琉球組踊『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』